2016
03.24
03.24
健診受診で早期発見
先日、俳優、渡辺謙さんが妻の南果歩さんの勧めで人間ドックを受け、2月上旬に胃がん手術を受けました。また、ご主人の入院時に泊まり込んでいる合間の時間を使って、「安心材料のために」と南さんが人間ドックを受けた結果、乳がんステージ1ということがわかり、手術を受けていたことを自身のブログで公表されたことは、皆さんの記憶にも新しいと思います。この話を聞いて、ドキッとしている人はいませんか?
がんが見つかってしまったことはご本人やご家族にもショックなことだと思います。しかし、早期発見できたのです。私たちはこれまでにも、特に子育て中の女性 に、女性特有がん検診を受診してもらえるよう、啓発活動を行ってきました。子育て中の場合、子どもが病気の時にはすぐに病院に連れていくものの、母親自身 が健康に不安がある時は、ひどくなるまで病院にも行かないということをよく耳にします。ましてや、検診は病気かどうかもわからない状況の時に受けるので、 家族から、検診に行くために子どもを預けたり、検診にお金をかけたりすることなどを理解してもらえない、あるいは、遠慮して言い出せないという話も耳にし ました。
心身ともに健康であるからこそ、子育てや家事・仕事などが大変な時も乗り越えられます。「若いから健康なはず」という不確定な安心感の落とし穴に引っかからないためにも、定期的に家族で検診を受診して、万が一の場合でも早期発見することとなるよう、家族みんなの健康について、見直してみませんか?
(わかば)