2015
10.12

乳がんで悲しむ人を1人でも減らしたい。

事業:女性のがん検診

10月はピンクリボン運動月間です。ピンクリボン運動とは、女性のがん第一位の乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるキャンペーンです。
ピンク色のリボンをくるんと巻いたこのシンボル、どこかで見かけたことはありますか。
ピンクリボン
ピンクリボンとは、乳がん啓発活動を表す世界共通のシンボルです。「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから1980年代にアメリカで発祥し、2000年ごろから日本でも盛んになってきました。
(ピンクリボンフェスティバル事務局 ピンクリボンとは、より引用)
各地でピンクリボンフェスティバルが開かれています。浜松市でも、ライトアップイベントが行われています。
市役所ライトアップ.png浜松城ピンクライトアップ.png
NPO法人いかまい検診浜松によるピンクライトアップイベントで、浜松市役所と浜松城がピンク色に染まります。
なぜ、ピンクリボン運動がこんなに大々的に行われているのでしょうか。
それは、乳がんがふえているから。そして、早期発見・早期治療で悲しむ人を減らせるがんだからです。
現在、女性のがん第一位は乳がんです。日本人女性の約7万人の乳がんを体験し、その割合は13人に1人。決して少なくありません。
がん罹患数.png
乳がんは女性のがん第1位。年間約72,000人が乳がんになっています。
国立がん研究センターによれば、検診で使うマンモグラフィというレントゲン検査をすると、1,000人に3人の割合で乳がんが発見され、70%以上は早期がんだそうです。(国立がん研究センター乳がん検診のすすめ http://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/breast_cancer.html)
40歳を過ぎたら、2年に1回医療機関で受けるマンモグラフィ検査を受けましょう。そして、毎月自分の胸をチェックする自己触診チェックも忘れずに。40歳未満の方は、毎月自己触診チェックを行いましょう。
そして、もしもしこりやひきつれ、出血などがあれば、まず受診してください。
あなたの街にも「乳腺科」のクリニックがあるはずです。かかりつけ医に相談して、乳腺専門医への紹介状を書いて頂く方法もあります。
がんは、誰もがかかる可能性のある病気です。とはいえ、いざしこりを発見すればびっくりしますし、怖い気持ちになります。まさか私が、と、なんとか見なかったフリをしたくなるかもしれません。
でも、長い人生をじっくりと楽しむために、勇気を持って受診してください。がんは嫌なものですが、早く見つけて、早く治療して、1日も早く社会復帰ができるように。そして素敵な人生を送ってほしい。ピンクリボン運動はそんな願いを込めて、今年も10月に開催されます。どうぞ、皆さまご参加下さい。

(文/株式会社PEER 代表取締役 佐藤真琴)

ピンクうなぎリボン2.png
(浜松ご当地ピンクリボン:ピンクうなぎリボン NPO法人がん情報局)
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