2016
06.24

こらぼ講座で男女共同参画を考える

事業:男女共同参画

6月20日(月)、西区西山町にあるトクラスプロダクツにて、こらぼ講座「“パパぢから”をつけよう!子育てをして仕事力アップ」を行いました。週の初めでしたが仕事の後にもかかわらず、疲れた顔も見せずにたくさんの方が集まってくれました。

「すべての人が性別にかかわりなく個人として尊重され、自らの意思により個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現は、私たち市民の願いです。(浜松市男女共同参画条例 前文より)」というように、男女共同参画とは、性別や年代、国籍などにかかわらず、自らの意志で社会に参画していくことができることを目指していることです。

金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」という詩のように、「みんなちがって、みんないい」のです。「男だから」「女だから」「若いから」などという固定観念を取り除いて、コミュニケーションをとっていくことが大切です。

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今回は、タイトルにある“パパぢから”ということで、男性参加者が多く、子育て中の方や、子育て中の方がいる職場で働いている上司の方、同僚の方が参加してくれました。こういう場に当事者だけが集まるのではなく、当事者の周りにいる方も一緒に参加して考えてくれることは、とても大きな力になります。当事者だけでは変わりません。周囲の人をいかに巻き込んで、よりよくしていくかを考えることで、少しずつ変わっていくことでしょう。今回、いろいろな立場の方を集めてくれたこと、本当に感謝しています。

最後は、みんなで少しワークショップを行い、意見を出し合っていただきましたが、お互いに「言いたいことを言い合う」ことができている様子がうかがえました。会社の中で何かを変えていこうという時には、まず、お互いに遠慮なく意見を言える風土が必要です。

otousan.png子育ては一人ではできません。たくさんの人たちの助けが必要です。そして、子育てしながら仕事を続けていくことは大変なことです。子育てしていない人にも協力してもらう必要があります。逆に子育てしている人は、制度だからそれを活用するのは権利だという態度ではなく、職場の中でお互いに気持ちよく仕事ができるように気配りすることも必要です。

そんな「おたがいさま」を感じられる社内の雰囲気の中、子育てで身につくスキルを、仕事のスキルに変換していただければと願います。

(わかば)