2018
02.25

神栖市で防災講座

事業:ぼうさいぴっぴ

2月18日(日)、茨城県神栖市大野原小学校区地域コミュニティ協議会主催の防災講座でお話とワークショップを行いました(会場は、大野原コミュニティセンター)。

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神栖市は、2011年の東日本大震災の被災地でもあり、参加者の中には、東日本大震災の経験者もいました。子どもの参加者の中でも、小学校高学年の子どもたちにとっては、記憶に残っているということでした。これまでにぴっぴの防災講座を行ってきた中で、被災地で被災者を対象に行うのは、初めてでしたので、少々緊張しました。

主催の大野原小学校区地域コミュニティ協会は、会長を中心としたメンバーの皆さんが、地域や学校、行政を巻き込んで、強力な連携をとりながら、年間を通してたくさんの事業をこなしているとのことでした。中でも、防災については、地域の人たちがそれぞれ自分のため・家族のための備えをしておくこと、いざという時には、地域の人同士で助け合うことが大切であるというこの2点を意識して、地域ぐるみで取り組もうとしていることが、地域コミュニティ協議会会長や神栖市の担当課の職員の方のお話から伝わってきました。
このようなことから今回の講座は、この2点を重点的に伝えるために、講話とワークショップを行いました。幼児から大人まで、積極的にワークショップを行い、たくさんの人の前で意見を発表してくれたので、とても盛り上がった会となりました。みなさんの熱意に、感謝しています。
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神栖市には、鹿島臨海工業地帯があるため、転入者も多いそうです。転入者が多いというところは、浜松市とも似ていて親近感がわきます。地域に馴染みがない人にとっては、いざという時に備えて、地域に関する情報を得て、地域の人とのつながりをつくっていく必要性が感じられます。
地域コミュニティという大きな核を中心として、地域のつながりをつくり、顔の見える関係で、いざという時に助け合えるよう備えているこの地域の姿が、たくさんの地域で、それぞれの地域の特性に合わせて広がっていくと安心だと感じました。

(わかば)