09.25
遊びの中で学ぶ、防災教材を開発中
先月、「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業をスタートしたことを、このブログでお知らせしましたが、その後の経過報告です。
子どもたちに、どうすれば災害のことを伝えられるか?と、私たちは話し合いを重ねました。災害には地震だけでなく、気象災害や火災・風水害などさまざまな種類があること。災害を避けることはできなくても、とっさの行動によって命が助かること。そのために日頃から備え、防災グッズや備蓄品などを用意しておくこと。そして、日常生活の中で家族と話し合ったり、地域の人とつながったりしておくこと。…お話として語れば長くなり、子どもに集中して聞いてもらうのは難しいかもしれません。しかし、「遊び」の形で伝えれば集中が続きますし、イメージが残りやすいでしょう。
さまざまな要素・たくさんの情報を、ひとつの遊びに落とし込むために、私たちが選んだのは「トランプ」という形でした。54枚全ての面に、災害について考えるための情報を視覚的に盛り込みます。このトランプは、災害が起きたとき、できるだけ被害を小さくするための智恵を伝え、自分でも考えるためのヒントとなる「減災トランプ」です。私たちは、これを「ぴっぴ家族の減災トランプ」と名付けました。
「子どものための防災教育」を主眼としたトランプですが、子どもが使えるということは、もちろん大人も使えます。年齢により、また防災訓練などの経験により多様な活用ができるよう、遊び方についても独自に考案していきます。形になりはじめた「ぴっぴ家族の減災トランプ」を、皆さんにお披露目するときを楽しみに、企画をすすめていきます。
◎「子どもを守る防災教育でつなぐ子育て支援の輪」事業について
※この事業は「静岡県社会福祉協議会ふれあい基金 子育て支援実践交流会」および「ふじのくにNPO活動助成事業補助金」助成事業です。
(ずきんちゃん)