2012
09.18

防災講座(広沢自主防災隊)

事業:ぼうさいぴっぴ

9月15日(土)、広沢自主防災隊の皆さんに向けて、防災講座を行いました。

今回は、講師が中越地震や東日本大震災の後、災害ボランティアコーディネーターとして被災地へ行っていることから、震災後の被災地の状況を通して、浜松で災害が起こった時のために、今からどのように備えるかという話をしました。

防災講座

被災地の状況や対応も、これまでに起こった阪神・淡路大震災、中越地震、中越沖地震、東日本大震災という大きな災害を経験して、ずいぶん変わってきました。
例えば支援物資については、以前はたくさん届いた物資が、箱のまま積み上げられていき、食料を腐らせてしまったところもあったようです。今では、支援物資を送る時には、箱の外側に、中身が何かをはっきりと明記して送り、物資の保管場所で、その種類によって仕分けしておくようになったので、食料などを無駄にしてしまうことが減ったそうです。

防災講座

今後30年以内に、静岡県にマグニチュード8程度の地震が起こる確率は88%。いつ起きてもおかしくない状況です。
基本的には、自分の身は自分で守ることですが、近所の人との助け合いも大切です。そのためには、日頃からのお付き合いが重要になってきます。また、災害後、自宅に住めるようなら避難所に行く必要はないことから、建物には耐震の対策をして、家具の転倒防止・ガラスの飛散防止をし、水や食料の備蓄をしておくようにしましょう。
これまでの災害からの教訓を活かして、備えていきたいものです。

(わかば)