05.14
家で被災したら……
5月8日(火)、静岡県立浜松特別支援学校の「おやおや倶楽部」の一環で、家庭で被災した時のための防災講座を開催しました。
浜松特別支援学校には、小学校から高校までの知的な障がいを持っているお子さんが通っています。
学校が南区江之島という海岸から近い位置にあるので、東海大地震が発生した後の津波のことを、保護者も先生方もとても心配しているようです。
学校では、年に5回の防災訓練を行い、地震が起こったらすぐに上の階に避難するということを徹底的に行っているそうです。学校生活の中での対策は行っているということですが、学校だけでなく家庭での防災を知っておくことが必要ということで、今回の講座を開催することになりました。
東日本大震災の映像などを見ると、多くの人は津波が心配になります。
しかし津波より先に地震が起こることから、地震でけがや命を失わないようにするための対策をすることが必要です。
自宅のあるところの地盤や地形、起こりうる災害の種類を想定し、建物は耐震補強や家具の固定、ガラスの飛散防止をします。家庭での備えとしては地震だけでなく、起こりうる可能性のある災害の種類に合わせた対策(たとえば、水害が起こりやすいところでは、水害を想定しての対策)が必要です。
また、子どもが家にいても、家族がそろっているとは限らないので、家族の連絡方法や避難場所をあらかじめ決めておくことも大切です。
家族だけが災害に備えるのではなく、地域とのつながりを普段から持っておき、いざとなればおたがいさまで助け合える関係性を作っておく必要があります。
地域の人の数名には、自分の家族の情報(障がいのある人、介護の必要な人、妊娠中の人がいるなど)を伝えておくといいですよ。
このような内容で、今年度初めての防災講座を終了しました。
現在、いろいろなところから講座のお問い合わせをいただいています。
興味がある団体は、ぜひ、ぴっぴまでお問い合わせくださいね。
(わかば)