2011
08.08

アザレア・ママズ・アンサンブル・防災ワークショップ

事業:ぼうさいぴっぴ

7月29日(金) 北浜南部公民館ホールで、子育て中のママを中心に吹奏楽を楽しんでいるサークル<アザレア・ママズ・アンサンブル>さんで防災ワークショップを行いました。
会場となった、北浜南部公民館ホールは日頃メンバーの皆さんが楽器の練習に取り組む場所です。アザレアさんでは、いつも親子一緒に練習するそうですが、夏休み中ということもあり、赤ちゃんから小学生まで、40人近くが参加しました。

防災ワークショップ

しかし、そこで、ちょっとしたアクシデントが・・・。
公民館でお借りしたプロジェクターがぴっぴで準備したパソコンに対応しなかったため、急遽、代表の辻さんのパソコンをお借りすることになりました。ご近所だということで自宅までパソコンを取りに行き、必死で立ち上げてくださったおかげで、一時はどうなる事か心配しましたが、前半は講座、後半はワークの予定を、前半にワーク、後半に講座とし、なんとか一つの防災ワークショップにまとめることができました。(辻さん、本当にありがとうございました!)

防災ワークショップ

<バリバリ・スリッパ>足を守ることは大切です。
新聞紙でのスリッパ作りでは、大人用の半分サイズで子ども用も作りました。
みんなとても上手に自分サイズを作りました。
小さなお子さんもおかあさんも、瓦礫の上を歩く感触を体験しました。

防災ワークショップ.JPG

<ぴっぴちゃんを救え>みんなで協力して、無事ぴっぴちゃんを助け出しました。
最後、そっと床におろしてあげる心遣いにやさしい気持ちが溢れていました。

防災ワークショップ

そして、最初に行うはずだった講座に戻りました。
例えば避難所のように1つの空間で静かにじっとしている生活は大人にとっても何かとストレスのもとになりますが、子どもにはなおさら難しいものになりますから、震災後、家に住めるのであれば、避難所で生活する必要はありません。そういう意味でも耐震や家具の固定などは大前提として大事なことになります。
自分が助からなければ子どもを守ることは出来ませんから、何よりまず、自分の命が助かること、そして、普段からの地域との繋がりを持っておくことが大切ですね。

最後に東日本大震災の災害時の惨状と復興の現状などの写真を見ました。アザレア・ママズ・アンサンブル・メンバーの皆さんは他県出身の方も多いと伺っています。日本は地震国なのでどこで地震が起こっても不思議はないのですが、特に静岡県は東南海地震が起こる確率が高いといわれています。子どもを育てながら不安を感じている方も、今日の講座を通して、それぞれのご家庭での防災への取り組みについて、ヒントを持ち帰っていただけたのではないでしょうか。

<やまねくん>