2007
11.27

瞳が丘団地婦人会 防災ワークショップ

事業:ぼうさいぴっぴ

防災ワークショップ

11月25日(日)瞳が丘公民館にて防災ワークショップを行ないました。地元の婦人会主催ということで、子育て中のお母さんからシニアの方まで幅広い年代 の方が参加しました。また、地域ぐるみで防災を考えていこうという動きの中で、自治会長、自主防の役員の方も参加されました。
 

簡易コンロでご飯

あらかじめ、ティッシュで作った灯心・廃油と空き缶で作った簡易コンロでご飯を仕掛けておきます。いつもは、約1時間ほどで大変おいしく炊きあがるのです が、途中で灯心の火が消えてしました。灯心に使ったティッシュが純正パルプではなかったために、化学繊維が火によって溶けてしまったのかも知れません。
至急、灯心を新しい物に変えて、講座終了時にはおいしく、温かいご飯を頂くことができました。

阪神・淡路大震災のビデオで地震災害の惨状を見ました。これはCGなのですが、現実に即して作られているのでかなり衝撃的です。また、自宅・地域の地盤を知り、災害時にどんな現象が起こりうるかをある程度予測しておくことも必要です。

家庭においては家族の命を守ること、命を守るにはまず、頭と心臓を守ることです。寝室には大きな家具を置かない方が安全です。また、自分の居場所を知って もらうために、常に、笛(ホイッスル)を持ち歩きましょう。キーホルダーや携帯電話のストラップにつけておくといいですね。

ゴミ袋でカッパづくり

防災と堅苦しく身構えるのではなく、自分の生活の中にあるものを大いに利用しましょう。ということで、新聞紙でスリッパを、ゴミ袋でカッパをつくりまし た。どちらも危険物から身を守るだけでなく、防寒にもなります。厚めのチラシを折って作った箱はラップを敷けばコップとしても使えます。

また、ラップは止血・防寒にも役立ちますし、ストッキングもサポーターのように使うことが出来ます。などなど視点を変えると身の回りにはちょっとした工夫で役に立つものがたくさんあります。

ゴミ袋でカッパづくり

日ごろの備えは、自分の家族にあったものを準備しておきましょう。例えば一人が3日間生活するのには最低でも水2リットル・6本必要です。持病がある場合、処方箋をとっておけば、必要な薬をそろえる時に役立ちます。

子ども用の防災ベストも紹介しました。非難するときさっと着せれば両手が開くし、必要なものはポケットの中に入れてあります。子どもだけではなく、不用な衣類をリフォームし袖でポケット作るするなどして大人も活用できますね。

瞳が丘団地婦人会 防災ワークショップ

地域においては、日ごろから、日中は家族が仕事に出かけるので一人で家にいることが多いとか、乳幼児がいる、介護を必要とする家族がいる、障がいをもって いるなど、自分の世帯がどのような状況かを近隣の人達に知っておいてもらうことが大切です。いざという時助け合えるのは、地域の人同士がお互いをよく知 り、どんな援助が必要かを把握できていることが、命を守りあうことに繋がるのではないでしょうか。
瞳が丘団地の皆さん一人ひとりが家庭を守る取組みから、地域が地域を守る取組みに発展していくといいですね。

なお、当日NHKの取材が入りました。
本日、18:10~NHKの番組なかで取り上げられるそうですよ。

<やまねくん>