2018
11.26

聖隷クリストファー大学で地域支援を考える

事業:その他

11月22日(木)、聖隷クリストファー大学 社会福祉学部で地域の子育て支援についてお話しました。今年で3回目の試みです。ぴっぴの立ち上げ当初の話や、ファミサポの活動の状況などの話から、学生ひとりひとりに、「子育てしやすいまち」とはどのようなまちだと思うか、考えてもらいました。

短い時間でしたので、考えが溢れすぎてまとめきれない人や、イラストを交えてまとめてくれた人など、みんないろいろな熱い思いがあるということが伝わってきました。

今回の授業を受けてくれた学生は、保育士や社会福祉士などの資格を取得して、将来は子どもにかかわるような仕事をしようと思っている学生です。将来子育てをするかもしれません。今は子育てしていなくても、「子育て」は、子育て中の人だけの問題ではなく、地域のたくさんの人の助け合い・支え合いが必要であることを感じてもらえたでしょうか。

浜松市が子育てしやすいまちになることを目指して行っているぴっぴの活動では、「当事者視点」を大切にしています。いろいろな子育て支援は、支援を行うために作られたのではなく、支援を必要とする人の問題解決をするために作られているのです。支援が必要な当事者が利用しにくい支援では、支援がないのと同じです。だからこそ、支援の仕組みを考える時に、支援が必要な人をどのように支えるかということを考えるだけではなく、実際に当事者が使いやすい仕組みになっているかを考えることも必要だと思うから、ぴっぴは、徹底的に当事者視点にこだわっているのです。そんなこだわりが、少しでも学生たちに伝わったらうれしいと思います。

将来どのような形で子育て中の親や子どもたちとかかわってもらえるのか、期待しつつ、ぴっぴとして、未来の支援者・未来のパパママにも寄り添っていきたいと感じました。

(わかば)