2009
09.03

ぴっぴUD研修

お知らせ

音声パソコン普及研究会の渡辺さん、斉藤さんを講師にぴっぴサイトのアクセサビリティ(アクセスのしやすさ)、ユーザビリティ(使いやすさ)の視点から検証を行いました。
こうした機会は滅多にないことなので、市のホームページ担当の方々にも声をかけさせていただき、参加できる方には来ていただきました。
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講師のおふたりは、視覚障害を持つ方たちなので、パソコンからの情報は音声でしかありません。講師たちから、それぞれ音声ソフトの読み上げで、サイトが使いやすいものかどうかを判断していただき説明を受けました。
サイト制作にあたっては、あれも入れたい、これも入れたいというてんこ盛りの企画はあるのですが、どれも入れてしまうとぐちゃぐちゃして、どこに情報が入っているのか見つけられなくなります。また、見た目を引くフラッシュなどを入れれば、視覚障害者にとってはそれが何なのかがわからないのだそうです。写真などの画像にはALT(画像の代わりに表示される文字)を入れて、そこにその画像の説明を入れれば音声ソフトは読んでくれます。
だれにでも使いやすい、アクセスしやすいサイトというのは、本来、シンプルなサイトだといえるのかもしれませんが、それでは、味も素っ気もなくて楽しくなく、再度、訪れたいとは思われないかもしれません。どこまでデザインとアクセサビリティやユーザビリティを天秤にかけて良しとするかが非常に難しいなと感じるところです。そんなところをも伺いながら、指導を受けました。ただ、数年前に比べると音声ソフトはかなり進化していて、だいたいのものは澱みなく読み上げてくれます。
いくつか注意点もいただきましたが、先生方がほぼ使いやすいサイトであると判断してくださったのでほっとしました。
制作・運営側もできるだけ多くの人々に使ってもらえるように、様々な立場の人の意見や研修を受けながら今後も進んでいくつもりです。

ぴっぴ事務局