2013
02.01

とくしま子育て防災フォーラム

事業:ぼうさいぴっぴ

1月27日(日)に開催した「第2回とくしま子育て防災フォーラム」に参加するために、徳島に行ってきました。
徳島市は、浜松と同じような温暖な気候で、海は紀伊水道、そして四国で一番大きな川の吉野川があります。吉野川は天竜川のように1級河川ですから、海や川の近くに住んでいる方にとっては、大地震の時の津波について心配があり、東日本大震災後は防災に対する関心が高まっているようです。

とくしま子育て防災フォーラム

ぴっぴの防災講座を四国で開催するのは初めてです。主催のNPO法人子育て支援ネットワークとくしまの皆さんや、とくしま子育て防災ネットワークの皆さんには、温かく迎えていただき、午前中は、ぴっぴの防災講座とワークショップで楽しく学んでいただきました。

とくしま子育て防災フォーラム

午後からは、とくしま子育て防災ネットワークの各団体から今後の課題の発表がありました。
これまでの大災害時にも、アレルギーのある方が支援物資を「食べられない」と言ってしまうことで「わがまま」と捉えられてしまったり、アレルギーがあるのにみんなと同じものを食べてしまってアナフィラキシーショックを起こしたりという事例がありました。 行政も、備蓄品の中にアレルギー除去食を非常食として用意しているところは少なく、家族にアレルギーがある場合は、自分たちで最低3日分の備蓄をしておく必要があります。
障がいもアレルギーも、見た目で分からないことが多く、誤解を受けやすいということがあります。発達障害やアレルギーについては、本人や家族だけが対策して解決する問題ではなく、周囲の人がこれらについての正しい理解をすることが必要です。

とくしま子育て防災フォーラム.jpg

今回は、このフォーラム参加により、浜松と徳島に新しいネットワークができました。いつ起こるかわからない災害に、お互いの知恵を共有し合い、備えて行きたいです。
また、徳島の皆さんに、県民ひとりひとりが観光大使級におもてなししていただき、「もてなしのまち浜松」(最近はあまり耳にしなくなりましたが)も見習うところがたくさんあるような気がしました。結婚を機に徳島県民になったという人からも、「徳島愛」をひしひしと感じ、こういうもてなしができる浜松市民になりたいと思いました。まちづくりとしても、とても勉強になる機会でした。

(わかば)