2018
07.30

こどもタクシードライバー研修

事業:その他

7月23日(月)から26日(木)に、3回にわたって「こどもタクシー」「マタニティタクシー」のドライバー研修を行いました。

今年度から、遠鉄タクシー株式会社では、「子育てタクシー」改め、「こどもタクシー」として、社会貢献の一環で取り組み始めました。この「こどもタクシー」「マタニティタクシー」とは、どんなサービスでしょうか?

昼間ひとりの時間帯などに陣痛が来た妊婦さんは、救急車ではなくタクシーなどを利用して病院に向かいます。「万が一途中で破水したらどうしよう?」という不安を感じている人もいるかもしれません。マタニティタクシーなら専用の防水シートを用意していますから安心です。

また、親が働いていて、子どもの習い事の送迎、園や放課後児童会の送迎ができない場合は、子どもだけでも乗車ができ、こどもタクシーの研修を受けたドライバーさんが、目的地まで送迎してくれます。

ぴっぴは、「出世の街は、出生のまち」ということで、浜松市が子育てしやすいまちになるように活動しています。こどもタクシーのドライバーさんたちにも同じような気持ちで、「浜松市が子育てしやすいまちだ」と多くの人に感じてもらえるように、こどもタクシードライバーとして活動してほしいものです。そのため今回の研修は、妊婦さんや子ども、子ども連れの人たちの移動をサポートするために、まずは子育て支援についてタクシードライバーの視点で考えようという主旨で行いました。

研修の中では、妊婦体験をしながらのロールプレイを行いました。お腹が重くて足元が見えにくい妊婦さん、子どものおむつやミルクなどのたくさんの荷物を持って移動する子ども連れの親の気持ちを体験しました。酷暑の中、屋外でのロールプレイでしたが、参加したドライバーさんたちは、どのように気配りをしたり、声掛けをしたりしようかと、一生懸命試行錯誤している様子でした。流れる汗は、一生懸命考えているからなのか、暑さゆえなのか、いずれにしても、ドライバーさんたちがキラキラ輝いて見えました。

子育て支援はいろいろ行われているけれど、必要な支援に辿り着けずに困っている人や、さまざまな不安を抱いている人がまだまだたくさんいます。こどもタクシーに乗車するという一つのきっかけから、情報提供を受けたり、コミュニケーションを通して心を少しでも軽くすることができたりすれば、こどもタクシードライバーも「子育て支援者」の一員です。

ぴっぴはこれからも、私たちと一緒に子育てしやすいまちづくりをしようという企業・団体を応援します。こどもタクシーも、益々盛り上がってほしいと願います。

(わかば)