2007
12.05

市長と語る会

事業:その他

IMG_0821.jpg12月2日 浜松まちづくりセンターにて、「市長と語る会」実行委員会主催 <子育て現場から、鈴木市長と語る「こども第一主義」第1回 >が開かれました。「こども第一主義」をマニフェストの一番に掲げて当選した市長に、子どもや子育て中の親を支援する市民団体・NPOが浜松の子育ての現状を語りました。
ぴっぴでは原田が実行委員長として参加し、テーマ1の進行役を務めました。
第1回の主題は<子育て世代を全力で応援します>
【テーマ1/就学前の親支援・子支援】
<ぴっぴ>が「情報格差の是正について」、
<あんふぁんて浜松>が「育児不安の軽減策として、保健師の家庭訪問」、
<アクティブ>が「発達障がい児早期発見のための幼児期の集団観察の推進」「療育資源の整備・充実と環境整備 」を提案。
市長からの質疑応答から、情報が行きわたっていない・保育園待機児童数が多いこと、母親の心理面に対する補助、発達障がいに関しては低年齢期の集団観察の必要性、母親を支えるシステムの必要性などが話し合われました。 
会場からは、育児に悩む母親が悩みに悩んだ末、行政を通して保健師に相談を申し入れたところ、相談日が2~3ヶ月先だったという実例があがりました。このことに関しては行政から各区の社会福祉課で緊急な相談にも対応しているとの説明がありました。相談やプロのアドバイスが受けられるための情報が行き渡っていることが大切であるということや、緊急性や専門性をさほど必要としない相談には、子育て経験のある人材を活用したらどうかという意見も出ました。受け皿は多種多様にあっても良いのではないかという意見もありました。
育児中に不安を抱くことは誰にでもあることですが、親の不安はすぐ子どもに伝わることを、私たちは日頃から実感しています。解決に向うための道筋が、いつでも、誰の目からもはっきり見えるようにあってこそ、安心して子育てができるのではないかと思いました。
また、浜松市職員の現状として父親の育休取得率を伺ったところ、今のところゼロだそうです。
【テーマ2/子育てと仕事の両立支援】
<ぴっぴ>が「待機児童の解消や多様な働き方への保育の体制、女性就労率が高いほど出生率が高いというデータから、保育の充実、家族支援が充実している企業を公表・応援していく」ことを提案。
<子どもの放課後を考える会>では「希望者全員が学童保育に入れること」、
<浜松市学童保育連絡協議会>が「現状のニーズにあった受け入れ体制の必要性」を提案されました。
また、会場からは保育園に関して、地域や必要性に即した整備が必要ではないか、現状を解決するには、認可外保育施設にも行政の援助が必要なのではないかとの意見もありました。
分刻みのスケジュールで2時間はあっという間に過ぎてしまいました。短時間で伝えきれないことも多々あったかもしれませんが
今回、このような場を設け、子育て現場の声を届けることができたことは、たいへん価値あることだったと思います。
冒頭、市長は「『こども第一主義』はマニフェストのなかでも最も重要な項目と考えているので今日の提言を政策に生かしていこうと思っています。」とおっしゃっています。
第2回は12月8日に浜松まちづくりセンター 2階ギャラリーにて<地域一体の教育で未来の浜松をつくる>というテーマで開催されます。
「多様なニーズを持った子どもの教育」「子どもの権利」についてですが、もちろんぴっぴも参加します。
子育て中の皆さんも、ぜひ参加しみてはいかがですか?
申込みが必要ですが、託児もあります。
詳しくは、イベントカレンダーをご覧ください。
http://www.hamamatsu-pippi.net/calendar/
                   <やまねくん>