01.31
「幼稚園デビュー前!安心講座」で得た大切な気づき
1月28日、父親&母親のための子育て教室「幼稚園デビュー前!安心講座」を実施しました。
それまで家庭で子育てしていたパパ&ママにとって、子どもを入園させるのはひとつの大きなハードルです。子どもにとっての初めての集団生活、「お友だちとうまくやれるだろうか」「トイレにちゃんと行けるだろうか」など、親として心配事は尽きません。
また同時に親自身も、入園は大きな転機となります。「ちゃんと早起きしてお弁当を作ってあげられるだろうか」「PTAのお母さんたちとうまくつきあえるだろうか」など、子どもについてと同じくらい、自分の新生活についても不安を抱えることになります。
今回の講座は、そうした心配ごとを参加者同士で共有し、「悩んでいたのは自分だけじゃなかった!」と共感した上で、具体的にどのように考え、子どもと接していけばよいかを学ぶというものです。
講師は石川有加さん。幼稚園教諭を経て子育て広場、親支援プログラム研究会での活動など、幼児教育と子育て支援の現場を広く経験してこられた方です。
本題の講話に入る前に、「皆さんは、こんなに(この講座に出るほどに)お子さんを思っている時点で、すばらしいパパ&ママです。お子さんたちは、思ってもらえて本当に幸せです。絶対にいい子に育つので、心配ありません」と話され、パパ&ママたちの表情がみるみる明るくなりました。
子どもの成長には個性があり、均一ではないということ。成長が遅いように見えても、あるときグッと伸びる時があり、それを「待つ」ということ。また、子どもができない事を叱るのではなく、できているところに声をかけてあげること。
…ワークショップで悩みを共有した後のパパ&ママたちの心に、こうした先生の講話が、すっとしみ込んでいったようです。「今の悩みも一年後には全て笑い話になりますよ」という石川先生が話されたように、焦る必要は何もなく、入園までの子どもとの毎日を大切に楽しく過ごしていくことが何よりの入園準備になるのですね。
参加者アンケートでは「改めて“気づき”ができました」「共感して、ちょっと涙が出ました」など、とても好評をいただきました。
非常に沢山の応募をいただき高い抽選倍率となったため、参加していただけなかった方が多くなりましたが、石川先生が講座の最初に話された言葉は、今回応募された全てのパパ&ママに贈りたいと思いました。