2016
10.27

子育て教室「私たちらしい妊活&子育てライフを考える」

事業:子育て教室

10月22日、父親と母親のための子育て教室「私たちらしい妊活&子育てライフを考える」を実施しました。これまで様々なテーマで開催してきた子育て教室ですが、妊活についてとりあげるのは初の試みです。アドバイザーとして、産婦人科医の西村満先生(西村ウイメンズクリニック院長)をお招きしました。最初に西村先生から「妊娠のしくみ」や「不妊とはどういうことか」など基本的なことについて講話があり、参加した皆さんは真剣に耳を傾けていました。医学的観点からこうしたお話を聞く機会はなかなか無いものです。「インターネット情報やお友達情報に惑わされないで」という言葉には説得力がありました。
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続いての公開トークでは、代表的な質問をまとめてファシリテーターから西村先生に伺い、回答をしていただきました。ちょうど2人目のお子さんを妊娠中の先輩ママもスピーカーとして加わり、参加者の方にとっては、まさに“知りたかったことを知れる時間”となったのではないでしょうか。
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講座の後半は、参加者それぞれに自分や家族のライフプランを考え、グループで語り合う時間を持ちました。限られた時間ではありましたが、「同じ境遇のパパ&ママたちと語り合えてよかった」という声を多数いただきました。
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妊活という言葉は近年広く使われるようになりましたが、医学的な面に加え、働き方や生活も含め、自分たちの家族をどのようにつくるか見通しを立てることも広い意味での妊活でしょう。子育ては妊活からすでに始まっているし、子育てしながら妊活もしていく、というのが実際のところではないでしょうか。
女性が第一子を出産するときの平均年齢は年々上昇し、厚生労働省の統計では平成25年度では30.4歳。第二子をどのタイミングで産むのか、年齢や働き方を考えて慎重になる方が多いのも頷けます。そして、そのことは家族の問題としてパートナーとよく話し合いたいもの。今回の講座が、そうした子育て世代のための一助となったことを願います。

(midori)