2018
12.13

ぴっぴが防災学習支援センターを始めた理由(わけ)

お知らせ

ぴっぴ理事長原田です。この度、浜松市防災学習センター指定管理を遠鉄アシスト株式会社と共同体として受託しました。

ぴっぴと防災は長い関連があります。それは遡ること、14年前の2005年に「子どもを守る地域の防災ネットワーク事業」というものを立ち上げたことからです。当時、東海地震に備えて防災訓練の盛んな静岡県内でしたが、防災訓練に出るにしても、小さな子どもがいて出にくい母親が自宅内で被災した時にどう対処したらいいのかという疑問から始まった事業でした。

子育て中の保護者に対する様々な防災プログラムを「ぼうさいぴっぴ」として作り上げ、これまでに多くの地域の団体や自治会などの他、各行政などお声がけいただき、全国1万人ほどにワークショップや講演を行ってきました。こうした実績もあってか、防災学習センターの指定管理者公募が出た時、遠鉄アシストから、公募に出すので他の企業や団体と同様に事業の協力をして欲しいと依頼されました。ところがその後、縁あって共に請け負っていかないかという打診をいただいたのです。

全くやるつもりではなかったのですが、これまで大半は保護者を対象としてやってきた事業です。近年、全国で多発する地震や水害などから、今に起こっても不思議ではない南海トラフ地震を考慮すると、防災学習センターのコンセプトにあったように次世代の担い手となる小・中学生の防災教育に力を入れるのも良いのではと考えなおし、今後、来るかもしれない大災害に備え、行政頼みの市民ではなく、自分達で考え備えられる自立した人材養成を行っていこうと考えました。

12月1日に、このセンターの開所式が浜松市主催で行われました。私たちは市や企業と協働で3年と4か月の指定管理事業の船をこぎ始めました。ぴっぴは事業担当として、センター内で講座やイベントを行っていきます。
防災学習センターオープンイベント 三立製菓のサエコカンパネラと参加者家族
はままつna・net西日本豪雨 呉市の状況パネル
ぴっぴのワークショップ 減災が学べるトランプ
学生ボランティアによるワークショップ 防災用品作り
これから魅力的な人材をたくさんお招きして講座を行います。そして、防災に関連する団体、企業などと共にイベントやワークショップを実施できるように準備していきます。私たちと共にこの地域の防災力をボトムアップしていこうと思われましたら、ぜひお声がけください。お待ちしております。
そして、イベント、講座等に皆様ご参加ください。民間の団体と企業が防災センターを運営するのは全国で初の試みです。どうぞ、これからよろしくお願いいたします!

(理事長 原田博子)

まずは第一弾として一般向け学習講座を開始します。

一般向け学習講座<第一回>風水害の基礎を学ぶ

【日時】2019年1月19日(土)10:00~11:30
【場所】浜松市防災学習センター 講座室
【講師】前田恭伸氏(静岡大学大学院総合科学技術研究科工学専攻事業開発マネジメントコース教授)
【対象】どなたでも
【参加費】無料
【定員】30 名
【申込方法】以下のいずれかの方法でお申込みください。
※先着順<12 月 1 日(土)より受付開始>
1)電話:053-474-8555 (受付時間:9:30~17:00)
2)窓口にて直接
3)ホームページのお申込みフォームから