12.04
「能登半島地震の被災体験から共助について考える」を開催しました
11月30日(土)浜松市防災学習センターにて、一般向け学習講座「能登半島地震の被災体験から共助について考える~あなたができる助け合いとは~」を開催しました。講師は、石川県七尾市からお迎えした「ママグループ コタン」代表の坂下賀英子さんでした。
講座では、家族と迎えていた穏やかなお正月の時間が震度6強の地震で一変したこと、高台の公園に避難し不安な時間を過ごしたこと、そして日頃つながりがある仲間から続々と入る心配の声に、坂下さんがどのように対応していったかを時系列にお話いただきました。防災の知識はほぼなかったという坂下さんですが、だからこそ「どうしたらいいかわからない」「困っていることがある」ということを率直に仲間に伝えたことで、県外からの物資調達につながり、コタンのメンバーを中心に地域の仲間とともに動くことができたそうです。
被災後10日余りで地域を元気にするための親子イベントを開催したことは、新聞にも取り上げられ全国的に注目されました。「手作りの食事が心を満たすこと」「地域の人と話すことでみんなが元気になっていったこと」など、被災地にいたからこその気づきを共有していただく貴重な時間となりました。
能登半島地震から11か月。坂下さんの実妹が静岡県内にいらっしゃるというご縁もあり、この講座が実現しました。パワー溢れる坂下さんのネットワークづくりや行動は、誰でもできることではないかもしれませんが、災害時のコミュニティの力を知ることができたとともに、被災したとしても自分と地域が一緒に元気を取り戻すためのヒントを得られたのではないでしょうか。
12月後半は、恒例の「冬フェスタ」と併せて、静岡県地震防災センターの出張展示「サテライト地震防災センターinはま防~家」を開催します。ぜひ、家族や地域のみなさんでお越しください。
- イベント「冬フェスタ2024」
- サテライト地震防災センターinはま防~家 (講座「わたしの避難計画をつくろう」は事前予約制)
(makiko)