一般体験講座「災害時に役立つ！パッククッキング」を開催

事業：防災学習センター

10月21日（土）10時から、浜松市防災学習センターにて一般向け体験講座「災害時に役立つ！パッククッキング」を実施しました。コロナ禍が続いたため、2019年度以来となる久しぶりの開催です。今回もたくさんのご応募をいただき、抽選とさせていただきました。
調理の前に講師から、過去の災害からみるインフラの復旧状況や浜松市の備蓄、ローリングストックなどについてお伝えしました。

食の備えの大切さについて改めて学んだ後、3グループに分かれ食材のカットや味付けなどの調理に入ります。パッククッキングは、短時間で複数のメニューを同時調理できるだけではなく、個別調理が可能なためアレルギー対応がしやすいなど、多くの利点があります。災害時の停電や断水を想定しているので「水はできるだけ節約」という講師の言葉に、グループで協力し合いながら、無駄のないようみなさん手際よく準備を進めていました。

この日は3品＋ご飯を調理しましたが、日持ちする缶詰や乾物を使った食物繊維も豊富なメニューとわかり、参加者からは「なるほど！」と感嘆の声があがっていました。「しっかり柔らかくなっていて、味も美味しい」と、食べた感想も大好評でした。

終始和やかに進んだ講座ですが、「いざという時、率先してできそう」「家族と一緒に挑戦します」などの声をいただき、実際にやってみたことで多くの気づきがあったようです。災害後、ライフラインが途絶えたり物資が不足したりと不安が続く中、温かい食事ができることは、想像以上にホッとする時間となることでしょう。ぜひ家庭や地域で実践して、多くの方が日ごろの備えと被災後の食事について考えるきっかけにしていただければうれしいです。

（makiko）

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