01.31
「台風15号被害から見えた子育て家庭の課題」で県内の団体代表者が登壇
1月29日(日)13時30分から、浜松市防災学習センターにて一般学習講座「台風15号被害から見えた子育て家庭の課題」を会場・オンライン併用で開催しました。防災を軸に県内の子育て支援団体がつながる「しずおか子育て防災ネットワーク」に参加する、静岡市「NPO法人よしよし」代表の末吉さん、「NPO法人ゆたかの木」代表の京井さん、富士宮市「NPO法人母力向上委員会」代表塩川さん、長泉町「ママ防災塾mamoruマムズ」代表高木さんにパネリストとして登壇いただきました。
同じくネットワークに参加するぴっぴ代表が話を聞く形で、パネリストに支援の状況やその時感じた課題について、またネットワークメンバーをはじめとする様々な分野のサポートが背中を押し、子育て家庭への支援へとつながっていった様子を時系列で説明いただきました。
後半は、「支援をしてみた側からみえた被災者の課題」「子育て防災ネットワークがあってよかったこと」の2つをテーマにしたパネルディスカッションです。
静岡のパネリストは、支援する側になり初めて「人に頼りなれていないため、なかなか助けを求められない人が多いこと」を実感したそうです。「自分よりもっと大変な人がいる」という思いが、それぞれの家庭をより困難な状況にしていたようです。
ただ、東部西部のネットワークメンバーが中部からの相談をタイムリーにさばき、情報収集や発信・助成金申請などのサポートし徐々に支援につなげることができたのは、日頃からそれぞれの強みや人柄を知っているからこその結果だったのでしょう。
改めて、支援側も個々の家庭も「平時から顔が見えるコミュニティとつながり、頼れるようにしておくこと」が何より大切だと感じられた内容となりました。
ここ近年、毎年どこかで大きな風水害が起きています。オンラインだけでなく、遠方から会場に足を運んでくださった参加者もいらっしゃいました。まだ記憶が新しいこのタイミングで、多くの方にお聞きいただけたことは大きな意味があったと感じます。参加されたみなさまは、各地域での活動や支援の在り方の参考にしていただければ幸いです。
防災学習センターでは、2月~3月の講座やイベント参加者を募集中です。3月は「釜石の教訓を静岡に」と題し、東日本大震災当時、釜石東中学校の生徒だった菊池氏と教諭だった糸日谷氏に登壇いただきます。ぜひお申込みください。
(makiko)