2022
12.01

講座「鬼怒川水害後の地域復興~国籍を越えた自主防災の取り組み~」を開催

事業:防災学習センター

11月26日(土)10時から、浜松市防災学習センターにて一般学習講座「鬼怒川水害後の地域復興~国籍を越えた自主防災の取り組み~」を開催しました。
2015年9月、鬼怒川の決壊で甚大な被害を受けた茨城県常総市。外国籍住民が多いこの地域で支援活動をされている「認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ」代表理事 横田能洋氏に会場でご登壇いただきました。

当時、横田さんご自身も被災されています。講座では、被災経験を含め、被害の大きさ・立ち上げた支援・また外国籍住民への情報共有の難しさなどをたくさんの資料写真と共にお話いただきました。

被災者視点を持ったうえでの支援は、スピード感があり、住民の立場に立った細やかな内容でした。行政が対応しきれなかった外部からの支援を住民に届けるために奔走された様子、また避難所や在宅避難・地域の中でどのようなことが課題となったのかなどの具体的な内容は、地域住民でもある横田さんならではです。外国籍の方の中にキーパーソンを見つけ繋がりをつくることなど、同じように多くの外国人が住む浜松市でも知っておくべき事例ばかりで、参加者からも「ネットワークの構築方法など大変参考になった」という感想があがっていました。

常総市から貴重な話を届けてくださった横田さん、ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

12月は岩田孝仁氏 (静岡大学防災総合センター特任教授)をお迎えし、「被災後の生活復旧につながる準備とは」をテーマにお話いただきます。ぜひご参加ください。

(makiko)