2019
12.23

本当に必要な防災を学ぶ講座開催

事業:防災学習センター

浜松市防災学習センターで12月4日(水)、学習講座「減災から防災社会へ“南海トラフ地震や激甚化する風水害にどう備えるか”」を開催しました。静岡大学 防災総合センター長・教授 岩田孝仁氏を講師に迎え、災害観の変化や、災害発生のメカニズム・被害の社会的連鎖、防災社会に必要な視点など「本当に必要な防災とは何か?」を伺いました。

1周年記念講演1

「減災で満足するのではなく、減災が目指すものはあくまでも、災害を引き起こさない・拡大させない防災社会である」との岩田氏の説明には、多くの受講者の方が頷かれていました。あくまでも目指すべきは「被害ゼロ」という防災の原点、忘れてはいけませんね。

また、「想像力の欠如」に陥らない防災を考えることの重要性についてもご説明いただきました。昨今の想定外とされる大災害、「実は日常の中で災害を想定できていないことが想定外の災害を生んでいるのではないか?」という指摘からも、日ごろから想像力を働かせ、防災を実行に移すことの大切さがよく分かりました。妥協がいつか自分の命を脅かすかと思うと怖くなります。想像したら即実行!が重要です。

1周年記念講演2

今回の講座では、市民の皆様にはもちろん、防災や防災教育に携わる人にとっても重要なことを教えていただけました。

最後は、岩田氏からの「家庭内DIGの実践を是非!」の呼びかけで終了。

みなさんも本当の意味での“防災”のはじめの一歩、踏み出してみましょう!

しゅーまっは