11.10
がんの治療費
日本では、今や2人に1人はがんになると言われています。乳がんは16人に1人がかかっています。
このような数字を見ると、他人事ではないような気持がします。
がんと診断された方たちの体験談を聞くと、その時の気持ちのダメージや、治療での体のダメージを聞くと同時に、治療費の問題も耳にします。早期発見でも、ある程度の費用がかかるのです。
「こうなる前に、せめて保険をかけておけばよかった」
という体験談を聞くと、まだ他人事だと思っているうちに、せめて自分の保険を見直す機会を持ってほしいと感じます。
がんの治療費は、平均100万円だと言われています。がん保険をかけていると、がんと診断された時に一時金として100万円支払われるというものが多いのは、こういうことからきているそうです。がんにかかると、医療費の自己負担金や治療のための交通費だけでなく、かつらなどを購入する費用がかかります。さらに、先進医療(※)を受けるにはおよそ300万円はかかると言われています。そして、再発防止のための治療を続ける場合は、さらに費用がかかります。
がんと診断された後、患者さんの中には、仕事を失う人が約3割、仕事を続けられたとしても収入が減少した人が約4割いるそうです。
収入の減少に加えて、医療費の負担が大きく、生活費のことで悩み、再発防止の治療を断念する人も多いという話を医療関係の方から聞いたことがあります。
こういう話を聞くと、今のうちに保険を見直してみることは、大切なことだと思います。何も考えずにいて、万が一がんが見つかったら、とても後悔すると思うからです。
みなさんも、自分の掛けている保険がどういうものなのかを確認してみませんか?また、保険の内容を見直した場合の見積もりを、専門家に請求してみてもいいのではないでしょうか? (わかば)
※先進医療とは、一般の保険診療で認められている医療の水準を超えた最新の先進技術を用いた医療です。