04.16
子育てママたちの女性特有がん検診について 調査結果の概要
ぴっぴでは市内の女性200人ほどに「女性特有がんについて」現状調査を行いました。
乳がん検診、子宮がん検診をうけたことがあるのか、受信した場合、なにがきっかけだったのか?
受信していない人は、何が原因で受けていないのか?その他要望などを聞いたものです。
◆答えてくれた人の対象
30~40代でこどもが1~2人、こどもの年齢も0~6歳くらいのママ層が多く答えてくれました。
ざっと見ると半分以上は、専業主婦が多いようです。
◆検診受診率は?
「乳がん検診は受けたことはないけれど、子宮がん検診はうけたことがある」と答えた人が多くいました。
乳がん検診 子宮がん検診
a)ない(68%) a)ない (37%)
b)ある(32%) b)ある (62%)
その中でも
・乳がん検診、子宮がん検診ともに受けたことあり (30%)
・乳がん検診をうけたことはないが、子宮がん検診をうけたことはある (29%)
・乳がん検診をうけたことはあるが、子宮がん検診はうけたことがない (2%)
子宮がん検診は妊娠時に検査をしているということで、受けたと答えた人が多かったようです。
その後、定期的に受けているかといえば、じつは受けていない。
◆受診した人のきっかけ
自分で気になったり、案内があると行くようです。
・「自分や夫の会社の定期健診の案内」
・「自己検診で気になったところがあった」
◆受診していない人の理由
まだまだ検診について全容が理解されていないようです。
・検診費用が高そう
・子どもを預けられない
・検診を受ける手順がわからない
がベスト3で多い理由でした。
◆子育て世代のママたちが検診を受けやすくなるには?
忙しいママたちにとってわかりやすい情報提示が必要です。
・検診に関わる情報を明確にする。
・年齢にかかわらず検診の機会を増やす。
・子どもを預けられる場所を設ける。
◆自由意見も含めてまとめ
1)子育て世代のママたちのとって、特に専業主婦であると子ど もの方が優先になりがち。
自分の検診は後回しになってしまいがちですね。「忙しい」と いうのもわかります。
検診を受けるにも「まずは子どもをどうしたらいいの?」ということがいちばんに出てきます。
・子どもの託児を設けてほしい。
・子どもの検診と一緒に受けられるとよい。
そんな声が聞こえてきます。
2)検診情報が定かでない。
多くの自治体などでは、広報などで情報を提供しているのですが、実際、見るとわかりにくい。
いったい、どの年齢の人が、どこでどんな検査ができるのかが一目でわからない。
乳がん検診などを例にしても、基本の検診が何であるかがわかりにくかったり、それ以外の検査をするといくらかかるのかがわからない。要するにメニューが相手に伝わっていないのです。
情報を出す方に問題点は山積み感が漂いますが、実際、どれくらい検診が重要と考えているか?というところもあります。
「まっ、私はだいじょうぶと思ってしまう」「受けなくてはいかないなあと思ってはいるけれど」という声もありました。
「余命1カ月の花嫁」が映画化されて、検診車が各地を回った折はたくさんの人が検診をその時だけ受けたようです。喉元過ぎれば熱さ忘れるという感じで、一時的なブームで終わる状況ではなさそうです。
さて、子育て世代だって、自分のこともだいじにしないとママが一家で倒れたら、どんな状況になるのか?
家族のだれもが悲しい思いをしないように!なのです。
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