11.30
こどもの権利フォーラムでパネル出展
11月30日(日)、浜松市主催の「こどもの権利フォーラム」が可美公園総合センターで開催され、ぴっぴはパネル展示で出展しました。

今年3月に浜松市で策定された「浜松市こども計画」の基本理念を踏まえ、今年の夏から秋にかけて、浜松市の小学生から大学生、社会人を含む若者たちが、数回にわたり子ども同士で意見交換をするワークショップを行ってきました。今回のフォーラムでは、そのワークショップに参加した子どもたちが司会をしたり、ワークショップで出た意見をまとめてステージで発表したりしていました。浜松市内は広いため、このフォーラムに参加できたのはほんの一部でしたが、子どもたちは浜松の宝だと改めて実感しました。
フォーラムの会場の外では、浜松市も含め全10団体がパネル展示を行っていました。ぴっぴは、「災害時の子どもの居場所」「災害時の子どもの権利」を考えようということで、これまでに被災地を支援した経験から感じていることを紹介しました。

皆さんは、災害が起こった後の避難所生活について考えたことはありますか?避難所には、地域の人や帰宅困難になった人、妊婦から高齢者、持病や障がいがある人など、さまざまな人が集まります。もしも避難所生活が長引くような場合、いろいろな人たちが互いに折り合いをつけながら、できるだけストレスを感じなくてすむよう一定のルールの中で生活をするようになります。これまでの災害の後も、避難所開設直後は子ども連れで避難しても、避難所生活が長引くうちに子どもの泣き声等を申し訳なく感じるなどで避難所で生活できず、車中泊や倒れかけている自宅に戻ってしまう子育て家庭もあったと聞いています。万が一が起きてからではなく、平時のうちに、避難所生活の中での子どもの居場所などについて、できるだけ子どもたちの意見も聞きながら考えておきたいものです。
今回のようなフォーラムは浜松市でも初めて開催されたということですが、次はどのように発展していくのか、みんなで見守っていきたいものです。
(わかば)


















