02.01
和田幼稚園で「今日から備える!ママと家族の減災講座」を開催しました
1月18日、「今日から備える!ママと家族の減災講座」(浜松市こらぼ講座)を、和田幼稚園PTAの皆さんを対象に開催しました。
講座を開催した日は、ちょうど阪神淡路大震災が起きた1月17日の翌日だったので、災害に関するニュースを目にする機会が多かったかもしれません。朝から暴風雨が吹き荒れ、園に足を運ぶのは大変だったと思いますが、約70名のママたちが参加してくれました。
今回は災害の中でも、特に大規模地震発生時を考え、子育て中の家庭がどんな備えをすれば良いかということを中心にお話をさせていただきました。講師が実際に21年前に大阪で経験した阪神淡路大震災発生時のようすについても、参考になればとお話いたしました。
南海トラフ地震が実際に発災すれば、その被害規模は阪神淡路大震災や東日本大震災よりも遥かに大きなものとなります。その意味では、これまでの事例を見て「三日後くらいから救援部隊が来て、水や食料などの物資が届く」といった予想は立ちません。各家庭でできる限り(一週間分以上の備蓄が推奨されています)非常食や生活物資などの備蓄を行い、備えることが必要です。また、物資だけに限らず、家族間の連絡のとり方について話し合い、いざという時にとるべき行動を思い描いておくことも欠かせません。
ただでさえ大変なことの多い子育てが、一層困難になるのが被災生活です。ママたちも、不安な気持ちでありながら具体的に何を備えれば良いのかがわからないという方が多かったようです。持ち出し品と備蓄品それぞれの備え、そしてローリングストック法について、また、避難生活の中で役立つパッククッキング調理の方法についてもお話しました。
受講後のアンケートでは、今からでも備えようという皆さんの気持ちが伝わってきました。講座でお話したことが、ママたち自身と大切な家族を守ることに少しでもつながれば幸いです。そして、今回のようなPTA活動の場を通して、ママたち同士が顔の見えるつながりを作っておくということが、実はいちばん大切なことかもしれません。
(ずきんちゃん)