2012
02.27
02.27
「東日本大震災から学ぶ 備え・判断・行動」ワークショップ
NPO法人atamistaにご協力いただき、熱海市内で、講話とワークショップの講座「東日本大震災から学ぶ 備え・判断・行動」を行いました。
熱海は駅を降りれば、海と差し迫った山。平地がほとんどないような地形です。講座会場も海にほど近く、海抜4メートルという商店街の中でした。参加者は、世代も様々で19名ほど。
災害ボランティアで現地に入った経験を多く持つ当団体の講師から、「災害時には自分の身は自分で守ること、まずは生き抜くことがたいせつ。」という話をしました。熱海の地形から考えられる災害についての注意点や観光地でもあるこの地域。逆に東京圏に通勤している人も多い中、帰宅困難も考えられます。そうした場合の対処についてなども語りました。
後半はワークショップ。参加者が避難所に入った場合を想定して、課題を2つ出しました。3つのグループでそれぞれリーダー、行政、市民の立場からどのように立ち向かうか、意見を出してもらうワークです。立場が違うと対処についての考え方が様々だということを知ってもらうこと、災害時にはこうした課題がいくつも出てくるのでどうやって決断していくかに慣れておくことも経験として持っておくことがたいせつです。
自然災害は予期せぬ時に起きます。起きた場合、身は守れてもその後の立ち直りは一人では困難です。日頃から助け合える関係を地域に作っておくことは必要ではないかという観点から、今後もこのようなワークショップを続けていきたいと思っています。
<hiro>
◆講座の様子が、平成24年2月9日 熱海新聞に掲載されました。
◆平成24年2月9日 静岡新聞(東部版)に掲載されました。
<静岡新聞社許諾済み>