2025
04.25

私たちは忘れない3・11実施報告~アンケート結果~その1

事業:ぼうさいぴっぴ

2011年3月11日に東日本大震災が起きてからずっと、毎年3月に、東日本大震災の教訓を忘れないために、「私たちは忘れない3・11」と題して様々な取り組みを行っています(過去に実施した内容はこちら)。

今年は、東日本大震災から14年ということに加え、阪神淡路大震災から30年という節目でもありました。そこでぴっぴでは数字に視点を置き、「数にまつわる防災豆知識」をたくさんの人に周知啓発するために、「防災みくじ」や「防災ビンゴ」を作成、250人以上の人に参加してもらいました。

忘れない311展示

アンケートの概要は下記のとおりです。

【実施期間】2025年2月14日~3月31日
【対象】「私たちは忘れない3・11」コーナーを訪れた人
【実施会場】
・浜松市子育て情報センター
・浜松市防災学習センター
・子育て支援ひろばさわさわひろば
【参加方法】
(1) 日頃の防災を振り返るアンケートを記入する。
(2) 防災みくじや防災ビンゴで、数字をひく。
(3) 出てきた数字にまつわる防災豆知識が書かれた紙をもらう。
(4) 紙に書かれた防災豆知識や、防災に関する話題を、家族や友人と話してみる。
【回収状況】回収数:257件、うち有効回答数:257件、有効回答率:100%

アンケート結果

アンケート2
みなさんは、この結果を見てどのように感じますか?

これまで「ぼうさいぴっぴ」講座を通して、大きな災害が起こった後は防災への関心が高まるけれど、時間が経つと関心が下がる傾向があることを感じました。ちなみに、静岡県が行った「令和元年度南海トラフ地震についての県民意識調査」によれば、「南海トラフ地震への関心度」の経年比較の結果でも、被害日本大震災が起きた平成23年11月は「非常に関心がある」「多少関心がある」は、97.4%でしたが、令和元年12月には91.4%と下がっています。今回の「忘れない3・11」で行ったアンケート結果は、「思っていたより防災の取り組みをしている」と感じるか、「もっとみんなが取り組む必要がある」と感じるかは、人により違うことでしょう。でも、「南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくない」といわれている今だからこそ、ことあるごとに身近な防災を振り返っていきたいものです。

子育て情報センターやさわさわひろばでは、乳幼児連れの家族の参加、防災学習センターでは幅広い年代で防災に関心が高めの方の参加となりました。

「数にまつわる防災豆知識」は、手にした防災豆知識をきっかけに、誰かと防災について話題にしてもらえることを願って作成しました。実際にその場でお子さんに、どういうことが書かれているか説明してくれている人もいて、うれしい限りです。

防災家族会議なども、定期的に、子どもたちの成長に合わせて行うことで、いざという時の備えになります。いざという時がいつ来るのかは誰にもわからないことですので、日頃から少しづつ話題にしながら、もしもの場合にどうすれば大切な命を守ることができるのかを家族みんなで再確認したいものです。

次回は、この結果をもう少し掘り下げてみます。次回のブログも引き続きご覧ください。

(わかば)

参考

忘れない311バナー