2023
11.21
11.21
一般学習講座「命をつなぐ市民レスキュー」を開催しました
11月18日(土)10時から、浜松市防災学習センターにて一般学習講座「命をつなぐ市民レスキュー」を開催しました。今回は、救助がすぐ来るとは限らない災害後に焦点を当て、通常の救命講習とは違った内容を浜松市消防局警防課に依頼しました。
前半の座学では、地震対策や災害情報収集について解説した動画視聴後、「阪神淡路大震災」で認知されるようになったクラッシュ症候群(別名:クラッシュシンドローム)について、どのように対応すればよいかの解説がありました。
後半の実践では、3名の職員のレクチャーのもと、一人一人に配られた三角巾で包帯の折り方や腕つりの方法を体験しました。災害時、床に三角巾を広げられない場合も、レクチャーいただいた方法なら立ったまますばやく包帯状にすることができます。
止血方法の説明では次々と質問があがり、参加者自身が様々なケースを想定して、今後に役立てようとしている様子が見られました。最後に毛布担架の作り方や搬送の実演と併せて搬送のコツを丁寧に説明していただき、1時間半の講座は終了しました。
参加者は5歳から70歳以上までと幅広く、中学生に搬送体験のモデルになっていただくなど、本当にひとつの地域のような形で実施することができました。三角巾の活用は、いざという時に慌てないようYouTubeなどの動画を参考に繰り返し練習しておきたいですね。講師の「災害時は、協力しあうことが大切」という言葉があったように、家庭・地域で支え合いができるよう、参加者から広く伝えていただければ何よりです。
12月は、家庭内防災をテーマに一般学習講座とイベントを同日開催します。防災の第一歩としてもおすすめの内容です。ぜひお申込みください。
(makiko)