2014
03.05

見つけよう!助け合いのカタチ

事業:その他

静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練は昨年に引き続き2回目です。この訓練自体は始まってから9回目となるそうです。今年はぴっぴから、ひとりは運営側のワーキンググループ運営委員(WG)として、ひとりはプレイヤーとして参加しました。(今回は、ワーキンググループ運営委員としての立場から書きます。)
助け合いのカタチ1

助け合いのカタチ2
WGとして半年前から関わらせていただきましたが、31名のスタッフの大半はボランティア参加と聞きました。遠方からのWGには交通費補助がでますが、プレイヤー参加が400名以上という大規模な企画なので毎回、1~2日がかりの会議があります。携わってみてWGの苦労が身にしみました。
この目的は、災害時、お手上げ状態にならないようにと災害ボランティアが平素からの災害への心構えやネットワークを目的に行われるものです。被害想定から対応検討する「シミュレーション型図上訓練」というものではなく、「ワークショップ型図上訓練」なのです。
ですから、ワークショップを通してプレイヤーがリアルな状況を経験してもらえるようにとWGが2日間のプログラムを練り上げるため、相当議論を重ねるのです。スタッフは県ボランティア協会を中心に、社会福祉協議会、NGO、NPO、企業など様々な人々がいます。
助け合いのカタチ3

助け合いのカタチ4
今年は、災害時要援護者にも視点を置き、ボランティア自体が要援護者の立場を考えるプログラムもありました。WGスタッフから同じ立場の人々ばかりで固まっていると自分たちの考え方や行動が「正」なのだと勘違いしがちになること、他の視点が見えなくなるということを伺い、だからこそ、要援護者の視点は入れるべきとのことでした。
例えば、ボランティア参加者の中には、様々な考えを持たれている方がいます。ボランティアに行くのだから受け入れるボランティアセンターはボランティアを快く受け入れなければならないと思いこんでいる人もいるようです。ボランティアとして災害時何を目的とするのかを考えなければならない一面でもありました。
2日間のプログラムは、運営側が意図したとおりには進まない場合もあったようです。
それは、災害時も同じこと。WGにもふさわしい訓練だったのかもしれません。
静岡県は東海地震に備えての訓練等が多く行われています。南海トラフ被害想定が出てからも同様です。今回のような団体間の訓練など関心を持つ団体(災害時要援護者となり得る人々がいる団体なども含む)も今後、募集があれば参加されてみてはいかがでしょうか。

3月1日(土)~3月2日(日)の二日間
【内容&日程】はこちら→http://www.chabashira.co.jp/~evolnt/cn27/pg1024.html

 

<Hiro>