2015
03.16

静岡新聞こちら女性編集室

新聞・雑誌等の掲載

静岡新聞こちら女性編集室、略して「こち女」の担当記者から取材を受けました。
2006年より子どもを守る防災ネットワーク事業を行ってきた実績から、備えておくべき家庭用品等について教えてほしいということでした。
そこで、ぴっぴでこれまでワークショップとして行ってきた「きみは何をもって逃げる?ゲーム」で、参加者に考えてもらうために使う品物の数々を出してお話をさせていただきました。
家庭で備蓄しておくとよいものと非常用持ち出し品は、異なります。“ぴっぴ家族の減災ブック”では、非常持ち出し品の重さの目安は「男性15キロ、女性10キロ」とし、「家族構成に合わせて必要最低限のものを準備し、重くなり過ぎないように注意する」と書いていましたが、現在改めて見直してみると非現実的な面もあります。特に乳幼児のいる母親が持ち出すには、子どもを背負うか手をつないだ状態で、それだけの重量のものを持ち出せるかどうかは疑問だからです。
東日本大震災の折、着のみ着のままで逃げた人々も多かったはず。だからと言って備えておかないということではありません。考え方としては、どこで被災し、どのような状況になるかわからないのですから、後からまとめて持ち出すこともできるように、備蓄や非常用持ち出し品は用意しておきたいものです。
食べ物や水は備えておいた方がいいですが、その他は知恵で何とかなる場合もあります。災害時に使えるものは防災用品だけとは限りませんから、普段から頭を柔軟にして、何に使えるかゲーム感覚で考えておいてもいいかもしれません。
こち女

(3月6日静岡新聞夕刊に掲載されました)
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