09.09
「運動を育むための親子あそび」を学びました
9月4日(土)、時々雷が鳴るような天候でしたが、浜松市子育て情報センターの「父親&母親のための子育て教室」の一環で、「~気になる子の子育て~ 幼児期に活かす!運動を育むための親子あそび」を開催しました。
感染症対策は昨年度から継続して行っていますが、今回は参加者にも不織布マスク着用と健康チェックをしていただき、アルコール消毒や換気・ソーシャルディスタンスなどの管理を厳重に行う中での開催となりました。
講座の内容は、講話と親子あそびの実践です。
講話の中では、「試行錯誤を繰り返すこと」つまり、親が先回りして手を出すのではなく、子どもに失敗してもやらせることが大切という話がありました。どちらかと言えば怖がりで、運動が苦手な子どもには、公園の遊具で遊べなくても、公園内の草花に“触れさせる”ことや、泥遊び、動物に触れるなども“感覚を育てる”ことができるそうです。今は感染症対策で出かけることも難しい時期ですが、そんな時には、楽器に触らせてみることや、料理や洗い物を親のまねっこでやらせてみるなども、感覚を育て、それが運動を育むことになるそうです。「五感(「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚)を育てる」ということは、これまでの子育て教室でも何度も話題に出たことでもありますから、乳幼児期から育てたいものです。
参加者の中には、日頃の子どもとのかかわりの中で、悩みを抱えていたり、どうすればいいかがわからず不安になっていたりする方が多く、終盤の親子あそびを実践し、子どもの様子を見ながら、講師が具体的にアドバイスしてくれました。
同年代の子どもの様子を見る機会があると、つい自分の子どもの様子と比べて、不安になってしまうことがよくあります。感染症対策もあって家に引きこもりがちな時期ですから、発達の速さは個人差があるものとはいえ、親子で誰にも相談ができずに不安を抱えているなら、専門家のいる窓口に相談してみると安心できるかもしれません。また、今回の子育て教室等があれば参加することで、同年代の同じような悩みを抱えている親と仲間になれるチャンスかもしれません。もっと気軽に行ける場として、「子育て支援ひろば」などもあります。ひろばによって活動日程が違いますが、予約なしで利用でき、ひろばごとに行っているさまざまなサポートが役立つかもしれません。地域には「子育てサークル・子育てサロン」などもあり、同年代の子育て中の人たちが自主的に活動しているかもしれません。子育て中の親子の居場所はたくさんあります。そういうものを活用しませんか?
今回の参加者は、不安を抱えていた人も、不安がなかった人も、専門家の話やアドバイスで、ずいぶん気持ちが軽くなったのではないでしょうか。
子育てしていると不安になることは多いですが、子育てしている人の周りには、このように何らかの形で不安を解消できる場や、相談ができる場があります。ひとりで悩まないで、このような場を活用してください。そしてもし、どこに相談すればいいのかわからない時には、浜松市子育て情報センターに連絡してください。相談先をご案内します。
(わかば)