2025
10.16
10.16
「南海トラフ地震の姿を知ろう」を開催しました
10月12日(日)の午前、浜松市防災学習センターにて、常葉大学 社会環境学部 防災・地域安全コース 准教授・小村隆史先生にお越しいただき一般向け学習講座「南海トラフ地震の姿を知ろう」を開催しました。
小村先生から「南海トラフ地震のわからないことを紙に“書きだす”」ワークを盛り込んだ講座について熱いご提案をいただき、先月募集をスタートしました。短い募集期間にもかかわらず、高校生や子育て世代を含む多くの方々にご参加いただきました。
前半は「南海トラフ地震の規模感」について、わかりやすい例えを交えながらの解説がありました。1/20万の地図を用いたレクチャーを通して、南海トラフ地震の広がりや影響の大きさについて学びました。
後半は、4~5人のグループに分かれて対話をしながら、「わからないことを紙に書き出す」本題の時間となりました。参加者からは、浜松の地形から考える地震や津波の被害規模、浜岡原発の影響、他県からの災害支援についてなど、ホワイトボードに収まりきらないほどの多くの質問が寄せられました。終了時間ギリギリまで、テンポよくかつポイントを絞り、ご意見を交えながらお答えいただきました。
「南海トラフ地震の規模を見誤ってはいけない」という点が特に印象に残ったという参加者が多く、「知っているつもりでいたけれど、実はよくわかっていなかった」との声も聞かれました。
南海トラフ地震にどう立ち向かうのか、「簡単な答えはない」と語る小村先生。それでも「残された時間をどう使うのか」が、私たちの将来を左右するということを痛感する講座となりました。
ご参加いただいた皆さま、そして実施に関わってくださった皆さまありがとうございました。
(makiko)