04.25
学習講座「浜松市の防災体制~備えを知り、わが身の行動を考える~」を開催
4月22日(土)、浜松市防災学習センター3階講座室にて、一般向け学習講座「浜松市の防災体制~備えを知り、わが身の行動を考える~」を開催しました。このテーマについて多くの方に興味を持っていただき、お申込みが定員の2倍以上となったため、抽選となりました。
講座では、浜松市危機管理課職員から風水害、地震それぞれの発災時の市の対応や備蓄状況、また個々に対策してほしいことについてお話いただきました。
風水害については、昨年9月「緊急安全確保」が発令された馬込川の氾濫や台風15号被害があり、市民にとってもまだ記憶に新しいところです。緊急避難場所と避難所の違い、開設に関わる地区防災班員(市職員)の存在や情報の発信ツールについて伝えられました。緊急避難場所は一時的に災害の危険から逃れる場所のため、食べ物や水の提供はありません。各自持参する必要があるため、避難する場合もやはり自宅での備えが重要になります。
地震については、被害が広域になる可能性が高いため、より参加者の関心が高い様子でした。危機管理課職員からは、震度5強を観測した場合に災害対策本部が設置されること、またその後の各所の連携など、市の初動について詳しく説明がありました。ライフラインの被害確認のためNTTや中部電力等が本部と連携を取っていること、震度6弱以上の地震では建築の専門家である応急危険度判定士が避難所を巡回することなど、行政と民間との連携についても知ることができました。
ただ、大規模災害時は各機関が被災している可能性も十分にあります。市の体制を知ることで、改めて市民がすべきことは何かということを考えさせられる時間となりました。参加者からは、「公助」を頼らず各自が備え自分の命を守る「自助」の大切さについて改めて気づかされた、という声もいただきました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。ご参加がかなわなかったみなさま、今後も様々な講座を企画していきますので、ぜひ当センターのホームページやSNSの情報をご確認ください。募集中の講座・イベント情報が届く、LINEの友だち追加もおすすめです。