2020
01.29

講座「水害から身を守るには?」開催

事業:防災学習センター

1月24日(金)、浜松市防災学習センターで学習講座「水害から身を守るには?」を開催しました。全国の地震・水害被災地の復旧支援活動に携わる松山文紀氏を講師に迎え、水害から命を守る行動とはどういうことなのかを学びました。

水害から身を守るには

講座では「命を守る」という言葉が何度も出てきました。「避難」とは命を守る行動のこと、避難所に行くことだけではありません。そのためにはまず、自分の住む地域の危険性を把握しておくことが重要です。
そこで、参加者各自がスマートフォンを使い、浜松市のハザードマップの見方と使い方を実践しました。洪水ハザードマップと浸水深の目安とを比較することで、建物がどれくらい水に浸かるのかがわかります。講座では、各家庭や個人に応じた避難行動計画を考えておけるツール、マイ・タイムラインも紹介されました。

浜松市では一昨年の停電もあり、2019年の台風19号の前には多くの店舗でパンや水が品薄となりました。それだけ多くの方が「備えた」ということです。では、想定浸水0.5m以上の場所で自宅の1階に備蓄品を置いてよいのか。松山氏の語る「地域の危険性を把握し命を守る行動をとる」とは、ただ備蓄をすること・ハザードマップを見ることからもう一段深く考えて行動することなのだと気付かされました。

講座で使用した浜松市のハザードマップマイ・タイムラインはインターネットで誰でも確認することができます。
大雨の少ない季節だからこそ、自宅周辺の危険性を改めて確認し、「命を守る」ことを掘り下げて考えてみませんか。

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