2019
06.17

防災学習センター講座「その時の安心を作るために今できること」開催

事業:防災学習センター

5月26日(日)、防災について一般の方が広く学ぶ「一般向け学習講座」が行われました。毎回、防災について様々な視点から学ぶこのシリーズは、今回も満席での開催。静岡文化芸術大学の河村洋子准教授を迎えました。先生は2016年の熊本地震を体験しています。その被災体験談から講座は始まりました。

一般向け学習講座1

「今まで聞いたことのない轟音が響き、床が揺れました」「廊下に立っていられず倒れ、体を強打」「避難所は多くの人でごった返し、統制が取れていませんでした」など当時の状況を語る河村先生。その後、被災者への支援活動を通して感じたことなどを詳しく解説してくださいました。なかなか聞く機会のない被災のリアルな話に、受講者の皆さんはしっかりと耳を傾けていました。

また、先生の専門であるヘルスコミュニケーションの見地から、地震が起きた際のストレスを軽減するために”今”できるポイントを学びました。被災時にたまりがちなストレスを上手にコントロール(マネジメント)できるかどうかは、体が健康であるかどうかが肝。そして普段からのご近所同士のつながりが、いざというときの強い支えとなります。平時の暮らし方を少しだけ意識していくだけで、防災に強い体制が整うわけですね。

一般向け学習講座2

簡単なワークや質疑応答などを交えながらの1時間30分はあっという間でした。

次回の一般向け学習講座は6月28日(金)18:30~「防潮堤と減災効果」。浜松市の津波対策に関する内容です。

(げん)