2025
09.19

スキルアップ講習会で共感力を高める

ファミリー・サポート・センター

9月18日(金)、ファミリー・サポート・センターのスキルアップ講習会を行いました。スキルアップ講習会は、まかせて会員・どっちも会員が、年1回は受講して、安全にサポートを行うためにスキルを磨いていただくための講習です。

今回のテーマは、「自分を知って共感力を高めよう」です。講座開始時には、先生からいただいた配布資料を全員に渡していましたが、「今日は、配布した資料も筆記用具もいらないから、荷物のところに置いてきてください」と先生からの指示。いったい何が始まるのかと、参加者もドキドキです。
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まずはペアを作って、ひとりが自分の気持ちを体で表現し、相手はそれのマネをします。今度は役割を変えてやってみて、お互いにどう見えたかを共有します。このようにどんどんお互いの気持ちや、自分自身を客観的に見ることを深めていきます。後半は、どっちも会員や、おねがい会員からまかせて会員になった人の中で、以前サポートを頼んだことがある会員が、依頼した時のことを思い出しながらどういう気持ちだったかを発表してもらいました。また反対の立場の、以前サポートを引き受けたことがある会員からは、その時の気持ちを発表してもらいました。さらに逆の立場になってお互いの気持ちや感じたことを共有しました。
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この数年間のファミサポのスキルアップ講習会でも、このようなワークショップは初めて実施しました。参加者たちも戸惑いながらも、楽しみながら「昔は自分もこう感じていたな」、「預けている人も事情があり必要に迫られて預けているのだから、おねがい会員のためにも安心してもらえる環境を作りたい」、「(おねがい会員に)助かりますと言われて、それが自分の励みになっているな」などと実感したようでした。

参加者にとっては、日頃サポートを通していろいろな人とかかわる中で、忘れていた気持ちを思い出したり、ことばにすることで改めて気付かされたりした2時間だったようです。

家庭の事情で現在サポートをあまり引き受けられない方もいますが、この気付きを思い出しながら、改めてサポートに取り組んでいただければと願います。

(わかば)