07.29
好き嫌いがあっても大丈夫!子どもの食事について学ぶ
7月26日(土)、父親&母親のための子育て教室を入野協働センターで行いました。子育て教室はいつも浜松市子育て情報センターで行っていますが、年に1回ほどこのような機会があります。今回は、「少食でも大丈夫!子どもがすくすく育つ食事とおやつ」というタイトルで、子どもの食育をテーマにした子育て教室でした。
前半は、管理栄養士の先生から子どもの食に対する不安や悩みを抱える参加者たちに向けてのお話、後半は調理実習を行い、食べることに関心が薄い子どもが喜んで食べたくなるメニューや、食事作りのコツを学びました。
普段、子どもたちが喜んでもらえるように一生懸命工夫した食事やおやつを作っているパパやママたちですが、それだけに「食べてもらえない」「遊んでしまう」「よく噛んで食べてほしいのに早食いで困る」「好き嫌いが多い」など、悩みが尽きません。そんな悩みに、先生からは具体的なアドバイスがありました。
また参加者たちにも、子どもの頃に嫌いだった食べ物とその理由を発表してもらいました。ほぼ全員に嫌いな食べ物があったようで、どうして嫌いだったかを各自で思い出してみると、「色や匂いがイヤ」「食べた時の食感がイヤ」「子どもの頃無理やり食べさせられた経験がある」など、理由はさまざまです。きっと自分の子どもたちも「イヤだな」と感じる理由があるのだということに気づかされます。そして“子どもは大人の3倍の味覚を感じる”のだそう。だからこそ、子どもの頃は嫌いだったものが、大人になるとそれほど嫌いではなくなるということもあるそうです。先生からも「子どもの好き嫌いは固定されず、発達段階における症状のひとつで、あまり心配しなくてもよい」というアドバイスがありました。
一生懸命作ったものを食べてもらえないのはつらいけれど、いずれ何かのきっかけで食べられるようになる瞬間を待ち、いつか親子で食べられるようになった喜びを感じられると良いですね。
料理実習では、パパママたちが手際よく料理して、あっという間にできあがっていました。初めて会った人同士でも、声を掛け合いながら協力して段取りしていく様子は、感心することしきりです。毎日忙しく子育てと家事と仕事をこなしている方たちだけに、まさにお手の物という感じでした。
さて、次回の子育て教室は、9月20日(土)、浜松市子育て情報センターで「発達が気になる子の子育て おしゃべりが始まるしくみとかかわり方」を行います。詳細をご覧の上、ぜひお申し込みください。
(わかば)