02.28
「冬の防災教室2025~高校生と楽しく学ぼうさい~」を開催しました
2025年2月22日(土)10時から、浜松市防災学習センターで「冬の防災教室2025~高校生と楽しく学ぼうさい~」を開催しました。浜松学芸高等学校と第一学院高等学校浜松キャンパスの高校生が考案したオリジナルワークショップが体験できる催しで、未就学児から中学生まで、幅広い年代の子どもとその保護者にご参加いただきました。
この催しは「浜松市防災ユース・アンバサダープログラム」の活動の一環でもあります。幼児や小学生など下の世代に、災害時に自分の命を守るための方法を伝えるためのオリジナルワークショップ企画に取り組んできた高校生による成果発表の場でもありました。
浜松学芸高校は8月から、第一学院高校は9月から活動を開始し、防災の基礎知識や災害に関する知識、災害が発生した時の身の守り方(避難行動)など、防災を伝える立場として最低限習得すべき内容を学んだうえで、今回の催しで披露するワークショップの企画を進めていきました。活動時は、防災学習センターのスタッフが各高校に出向き、活動の進行を務めました。学校行事やテスト期間もあり、都度高校側と調整しながら、毎月1~2回程度の活動を約半年間続けてきました。
アウトドアで使われる丈夫なロープを使った工作や、身近な遊びと防災学習を組み合わせたオリジナルルールのプログラムなど、高校生が練り上げたワークショップはどれも子どもたちに好評でした。過去に何度か子どもとイベントに参加している保護者からも「これまでのイベントのワークショップとは雰囲気が違って、とても子どもによってよい学びが得られた」と意見が挙がり、好評でした。
もちろん、各ブースの講師はワークショップを考案した高校生自身です。「緊張や恥ずかしさからか最初はうまく対応できなかったが、徐々に自分たち自身も楽しみながら運営ができた」と講座終了後に語ってくれました。子どもに分かりやすい言葉遣いを意識した進行や堂々とした参加者対応は、講座全体の満足度の高さにつながりました。防災・災害の専門用語を子ども向けにどうわかりやすく伝えるのか、講座開始直前まで話し合っていた高校生の姿がとても印象的でした。
今後高校生たちは、これまでの浜松市防災ユース・アンバサダープログラムの活動やワークショップ内容の反省・振り返り会を行う予定です。この会で挙げられた事項も参考に、来年度も本プログラムを継続していきます。
(しゅーまっは)