11.04
幼児保育基礎科スタート
10月22日に浜松情報専門学校とのコラボ事業、緊急人材育成事業基金訓練 幼児保育基礎科がスタートしました。
これは、保育士または幼稚園教諭の資格を有する方で復職を目指す人、あるいは保育ママ及び保育園、幼稚園等の幼児保育関連の事務職として就職を目指す人を対象にした、眠っている人材を再度復活させるための事業です。
保育現場では、待機児童が多い浜松市においては、来春、430人の園児増員を計る予定で準備が進んでおり、保育士不足の状況にあるそうです。周辺の市でも同様の現象が起きており、保育ママを今年から始めた市もあります。建物を作れば待機はおそらく随分と解消されるでしょうが、園児を見てくれる保育士が少なくてはどうしようもありません。今の保育の現状を把握しており、対応できるような即戦力となる人材は必ずや必要となってきます。幼稚園においても同様に人材の必要性を考えてこのような人材をなんとか発掘できないかと提案したものです。
今回のカリキュラムは現場の一線で働いている保育園・幼稚園園長、医師、看護師、保健師、助産師、PCやリトミックなどを教える方々を講師にお願いしました。基本を頭の中に入れるだけではなく、実際の現場の状況をリアルに知ったり見たりすることもできます。また、事務業務の必要性も十分にあることから苦手でも基本ができるようにパソコンの事業も入っているのです。毎日、6時間、56日間の授業は一見、長いと思われるようですが、そのようなカリキュラムを修了した後、いかに育成されているのかが楽しみです。
厚労省のサイトには待機児童ゼロに向けての取り組みがさらに進めれれていますが、その他サービスの質の面でも触れています。これまで箱を作るための補助金も必要だったのでしょうが、今後、人材育成と資格を持つプロがプロとして職業を全うできる待遇改善の力をいれてもらえるように切に望みたいところです。hiro
10月22日、SBSイブニングeyeの取材を受けました。詳しくはこちら
http://blog.shizuokaonline.com/eye/2010/10/post_742.html