2008
11.17

よかったね。“ぴっぴのイザ!カエルキャラバン!”

事業:ぼうさいぴっぴ

11月15日(土)。ついにやってきた、“ぴっぴのイザ!カエルキャラバン!”開催の日。会場の浜松学院大学は、朝から大学祭の熱気に包まれ、肌寒い気候も何のその。

体育館はすでに前日のうちにセッティングを済ませ、子どもたちが訪れるのを待つばかりの状態。スタッフもサポーターも、「カエルっぽい」を合い言葉に、ミドリ色をテーマにした服装と可愛いカエルバッジをつけて、準備万端です。
開催時刻。子どもたちが少しずつ、会場を訪れはじめました。会場にレイアウトされた、数々のワークショップの道具や、会場中央に盛りだくさんにセットされた「かえっこバザール」のおもちゃの数々に、子どもたちはすぐに目を輝かせます。

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大きな「たすけてケロ蔵」のぬいぐるみ(じつは人間程度の重量があるのです)を運ぶワークショップ「毛布で担架」。地面にのびているケロ蔵の姿を見て「?」だった子どもたちも、サポーターさんたちが毛布を持ち上げて運ぶ姿を見るや「やりたい!」と手を伸ばしました。子どもたちがゆっくり、一生懸命、ケロ蔵を運ぶ姿を、NHKテレビの取材カメラが追います。

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浜松市の災害ボランティアコーディネーター、鵜飼さんたちのチームによるワークショップ「バリバリスリッパ」。新聞紙ですぐに出来るスリッパを履き、卵の殻などを敷き詰めて災害時の床のガラス破片に見立てた空間を歩きます。被災時のイメージシミュレーションをしながら「足を守る」ことの大切さを感じるこのワーク、不思議な面持ちで殻の上を歩く子どもたちの姿で賑わっていました。

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ひときわ目を引いたのは「サバイバルハウス」の姿。新聞紙で作り続ける大きなドームの実演は、子ども達も1ピースずつ折って参加しました。

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また、ベニヤ板でできたドームは、子どもたちが中から顔を出したり、表面に絵を描いたりして、可愛いシェルターになっていきました。

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他にもたくさんのワークをしながら、子どもたちはかえっこポイントをためてゆき、欲しいおもちゃを手にして満足な表情。
笑顔が絶えない、素敵なカエルキャラバンの1日となりました。

午後からは、パネルトーク「はままつ街中で大地震に遭遇したら1?」を開催。中区区長もパネリストに迎え、活発な議論が交わされて熱気あふれる2時間となりました。

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浜松市ではじめての「イザ!カエルキャラバン!」は、こうして好評のうちに終了することができました。
プラス・アーツの皆さん、スタッフ&サポーターの皆さん、浜松学院大学の皆さん、中区職員の皆さん、そして参加してくださったすべての方々、お疲れさまでした。
この場を借りて、ぴっぴからお礼を申し上げます。 感謝!!

ひとりひとりの方が、この体験を通していろいろなことに気づき、感じてゆかれたことと思います。今はそれらをゆっくり反芻しながら、つぎの行動に向けて考えを深めてゆきたいものです。
  

文/Q太