2014
12.06

東部中学校で総合学習の授業

事業:その他

11月26日(水)、東部中学1年生の総合学習の時間で、「子育て」についてのお話をしてきました。
中学1年生といえば自分たちもまだ子どもです。それなのに、よく「子育て」に興味を持ってくれたと感心するばかりです。社会の中の課題として「子育て」を捉え、目を向けようとしていることや、さらにもっと知ろうとするところがすごいですね。
感心するばかりではいけないので、子育てについてどんなところからお話したらよいか悩みました。まずは、小さなお子さんや、妊婦・子ども連れの人たちとどんな風にかかわったら良いか、そもそも、子育ては誰がするものなのかということを、みんなと考えられたら良いなという思いでお話しました。
自分自身、子どもの時には「大人ならできて当たり前」という目で大人を見ている部分がありました。でも、実際に子育てしてみると、自分自身も子どもが生まれて「親」としての新1年生から始めたように感じていました。だから、自分が子どもの時に思っていたように、「完璧な親」なんてできるはずもなく、失敗の連続であり、一生懸命子どもと向き合う毎日です。それは、子どもが小さい頃だけではなく、大きくなってきても必死なことには変わりません。
そういう大人もいるということに気づいてもらえたら、うれしいです。
そして、この子たちが地域で妊婦さんや子ども連れの人、小さな子どもたちに、あいさつだけでもよいので声をかけてくれたり、できることからかかわりを持ってくれたりして、新しいコミュニケーションが生まれたら良いですね。ちょっとしたかかわりを持つことから、お互いのことを気遣うことができるようになるのではないかと思います。
いつか彼らが大人になって、社会で働くようになった時、あるいは、子育てをする時に、そういう経験が新しい社会の仕組みを作っていく力になるのではないでしょうか。

(わかば)