2018
04.25

再検査通知にドキッ!でも受けておいて良かったぁ…

事業:女性のがん検診

スタッフのわかばです。前回のブログ(再検査の通知が届いて)に引き続き、私の乳がん再検査体験をお伝えします。

一般健診を受ける際、2年に1回受けている乳がん検診は、マンモグラフィの痛みも慣れて恐怖感も薄れてきたところです。近い親戚に乳がんにかかった人はいないのですが、念のため受けているというのが、本心です。しかし、そんなのんびりしたことは言っていられない状況になったのです。検診の結果は「大腸と乳房の再検査のため、なるべく早く医療機関に連絡をするように」というものでした。

日ごろから想像力は人の何倍もたくましいだけに、「2か所も引っかかってしまったなんて、癌がもう転移しているのではないか?」と先走り、どこにも「癌」とは書いていないのに不安を増大させていました。

さらに、この状況を家族に伝えるべきか、伝えない方が良いのかということも悩みました。しかし「言えば心配し、動揺してしまうだろう」と思い、夫や子ども、親にも言えませんでした。とにかく再検査をして、その結果次第でどうするか考えようと決めたのです。

乳がんの再検査は、まずはマンモグラフィの再撮影、そしてエコー(超音波検査)でした。その結果、1㎝程度のしこりがありそうだということになりました。医師に「1㎝程度のしこりですが、癌とは限りません。念のためその部分を取って検査しましょう。」と言われました。

「ここまできたら、徹底的に調べて、何でもないことを確認してほしい!」という気持ちでした。…とはいえ、不安と緊張でドキドキしました。先生や看護師さんが、不安を取り除くため丁寧に説明してくれるのですが、緊張で半分も理解できていなかったと思います。

ほんの少しだけ太めの注射器で吸い取るのかと思いきや、どうやら充電をしている様子。「これは何だろう?」と、ドキドキがマックスになった時、あっという間に胸に太い針が刺さり、ドリルのような音がしていて、針が刺さっているところが一体どうなっているのかが、気になって仕方ありませんでした(麻酔で痛みは感じないのですが、音にびっくりしてしまいました)。怖くて冷静に見ることができなくて、音におののきながら、目をつぶり手をぎゅっと握りしめて、冷や汗をかいていました。

結局、問題のしこりは癌ではなく、水が溜まっていただけだったそうですが、現在も半年ごとに変化がないか通院しています。

今は、こうして定期的に検診を受けて、病気にかかっていないと確認できることは、幸せなことだと思います。「再検査」とか「要精密検査」とか言われると、背筋にヒヤリとしたものを感じます。さらに悪いことも想像して、気分も落ち込みます。でも、そこから逃げても何も始まりません。

幸いにも今回は、大腸も乳房も何でもありませんでした。でも、「何でもなかった」という安心が得られたのです。これだけで幸せです。

そして、もしまたこういうことがあった時のために、家族に告知してほしいかどうか、確認しました。でも、出来ることなら家族に心配をかけたくないので、検診は定期的に受けたいと思いました。

(わかば)